「正解を出す力」にもはや価値はない! 市場で「意味のポジション」をとるための戦略とは?

ビジネス

今日は、山口周さんのニュータイプの時代という本について紹介をしていきたいと思います。

今、SEOのコンサルティングを受けておりまして、最近重要なのは、ブログにコンテンツをアップするのであれば、ホームページのテーマ性とコンテンツを一致させろということが言われておりまして、私もそうだなと思うので、せっかく本を紹介するにして、きちんと自分の会社のビジネスに役に立つコンテンツをアップしたいと思います。

そういえば、2019年12月10日に日本においても、自然言語処理モデルBERTを導入したというニュースが出ていたので、今後、ますますGoogleのAIがブログの文章を読んで、優劣をつけていくことになりますので、私も真面目にブログを更新しようかと考えています。

未だに、ただブログを更新したら、検索結果に反映されますよ的なアドバイスをしているところがあるかも知れませんが、多分それだと意味ないですね。

うちのお客様でも、過去の内容の薄いブログを全部削除したら検索の順位が上がってきたということがあるので、読んでもらえる文章を書いているかどうかが大切です。

ちょっと話がずれました。

なぜ山口周を知ったか?

山口周さんを私が知った理由ですが、Twitterを見ていると、知り合いの技術者が、山口周さんのコメントをリツイートしていて、しかも複数の人数がリツイートしていたので、この方は、何かのオーソリティーなのだろうなと思い、本を出していることを知って、Amazonで書籍を取り寄せました。

その本が、ニュータイプの時代 新時代を生き抜く24の思考・行動様式という本です。

「正解を出す力」にもはや価値はない!

世界は変わった。戦い方も大きく変わる。

という文字が帯に書かれています。

確かに、今の世の中、ネットで調べれば、何が、正解か、不正解かすぐに分かりますよね?
そして、正解を出す力が高ければ、社会的な成功を手にすることができるのであれば、東大卒の人間が、社会的に成功して、低学歴な人たちは、成功していないはずです。

しかし、元ZOZOの前澤社長は、自分の通帳をSNSにアップして、経済的な成功をアピールしているわけです。そんな彼は高卒です。

SNSに通帳の写真をアップするのは趣味が良いかは分かりませんが、学歴と経済的な成功は比例していないということがなんとなく分かります。データを取れば、学歴と経済の相関はあると思いますが、山口周さんの言っていることには、とても納得が行きます。

ちなみに山口周さんの経歴ですが、1970年生まれ。慶應義塾大学文学部哲学科卒業、同大学院文学研究科美学美術史学専攻修士課程修了。電通、ボストン・コンサルティング・グループなどを経て、組織開発・人材育成を専門とするコーン・フェリー・ヘイグループに参画とあります。優秀な方ですね。

ニュータイプとオールドタイプの違いとは?

山口周さんが提示する、ニュータイプとオールドタイプの違いは以下の表のとおりです。

昔は、問題がたくさんあったので、問題を解決する能力の高い人、正解を出す能力の高い人に価値がありましたが、今やあらかたの問題は解決してしまったので、まだ見つかっていない、潜在的な問題を見つけ出す人が能力を発揮する時代になってくるという訳です。

私の会社でもホームページというツールが、ほぼ行き渡った今、ホームページを作りましょうではなく、今のホームページの問題をあぶり出して、リニューアルを提案するそのような能力が求められているのでしょうね。

言っていることは分かりますが、問題を見つけ出して、提案するというのは、一種けむたがられたりするので、そこを乗り越える必要がありますね。

市場で「意味のポジション」をとる

それと、この本で述べられていて、印象に残ったのは、上記の見出しにも使わせてもらった市場で「意味のポジションをとる」という言葉です。

これだけだと分かりづらいので説明しますと、これまで、オールドタイプは、「役に立つ」で差別化するでしたが、ニュータイプは、「意味がある」で差別化するというところです。

役に立つ世界というのは、スペック勝負なので、大きな体力を持つとところが優位になります。ですから、車はトヨタだし、スマホは、iPhoneだし、検索はGoogleというのが、役に立つ世界で圧倒的なシェアを使っています。

しかし、我々は大手にかないっこないので、役に立つ市場という土俵ではなく、意味のある市場というところに土俵を移動しなければならないということです。

山口周氏は、これを情緒的便益とか、自己実現的便益と言っています。

うちの会社も今までは、安く手の届きやすいサービスということでやってきましたが、安かろう悪かろうというところでは、もう成り立たないことが分かってきました。

ただ意味のある市場は、市場で本当にクオリティーの高いものを作らないといけないので、大変なんですけどね。

札幌なんかは、地方都市で、経済規模も小さいのにウェブ制作会社が多いから大変なんです。
だからこそ意味のある市場に行かないといけないですね。

まとめ

Twitterのリツイートで知った、山口周さんですが、私が薄々気づいていたけど、気づかないふりをしていたことを、明快に言語化してくれたので、ちょっと苦しくなる部分はありますが、覚悟を決めさせてくれました。

インターネットの業界も、今やネットとか、リアルとかで分けて考えられる世界ではなくなって、ビッグプレイヤーがしのぎを削って、シェアを取りにいく時代になってきているので、自分たちの立ち位置もハッキリさせないといけないと率直に感じます。

SEOのコンサルタントからもいろんなアドバイスをいただいているので、反映していけるように心がけようと思います。

それでは!

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