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GoogleがサードパーティCookie廃止を計画!WEB広告はどうなる!?

[ 2020年06月01日 ]
google

ホームページを見ていると、サイドバーや文章の途中に広告が入っていることに気づいた事があるかと思います。
その広告、なぜか貴方が関心を持っている題材や、最近購入した物品やその関連商品のものだったりしませんか。

それは、広告を出しているシステムが、
 貴方がどんなホームページを見ているか。
 貴方が通販でどんな買い物をしたか。

の情報を集め、出す広告を選んでいる(最適化している)ためです。

その「情報を集める」事を可能にしているのが「サードパーティCookie」。

そして、Googleはその提供するブラウザchromeで、この「サードパーティCookie」を将来的に(2年ほどで)廃止しようとしているのです。

そんな事になったら、広告はどうなるのでしょうか。


ブログに広告を貼って小遣い稼ぎをしている方でなくても、気になるお話ではないでしょうか。

1. なぜサードパーティCookieを廃止するの?

ファッションに関心のある人の見る画面にアウトドア用品の広告が出たり、映画好きの人に向かって化粧品の広告が出ていたりすると、広告の効果は乏しいものになります。
関心のない広告を開く人はいませんよね。

以前は、サイト運営者が、自身のコンテンツを見に来る人が関心を持ちそうな題材の広告を指定して出していました。
もちろん、現在でもその方法は使われていますが、今ではこれを自動化する方法が普及しています。

それが、「サイト閲覧や通販の利用状況を集めて、その人の関心を割り出して適切な広告を出す」という手法です。
そのために使われたのがサードパーティCookieと言う訳です。

ところが、この利用状況を集めるという行為が、プライバシーを侵害していると考えられる様になりました。

いつどこのサイトを見ていたか。
いつ何を購入したか。


それらの情報を集めて管理するのですから、個人の行動履歴を収集していると言えなくもありません。
それは、どの広告を出すかの判断に必要なレベルを超え、まさに個人情報と言えるような域に達すると考える人も居ます。

そして、この手法は商品販売だけでなく、SNSなどの記事配信にも使われます。

見ている記事から、その人の趣味嗜好や信条を割り出し、それに合致する記事を配信する。

その結果、どんな考え方をしていても、同様の考え方をする人の記事ばかり表示されるようになります。
そうなると
 「私の考えは世界中の人々が支持している」
と誤解し、
 「この『正しい』考え方に反対するなど、とんでもない事だ」
と思うようになる。

「これが分断や対立の激化を進めている原因」と分析する人も少なくありません。

これが「世界からの目を考えて自制的な対応をする」大手運営元だけでなく、「お金第一」の広告会社も同じデータを手にするとなると、どうでしょう。

これらの結果、このままではいけないと考える人が増えました。

サードパーティCookieの廃止には、個人のプライバシーを守るだけでなく、様々な目的があるのです。

2. Cookieが使えなくなると広告はどうなる?

ブラウザを見ている情報が得られなくなるため、「見ているサイトから利用者の関心が何にあるかを知る」という方法が使えなくなります。
バナーをクリックして通販で何かを買っても、その情報は判らなくなります。
ECサイトは誰に何が売れたかはわかりますが、どの広告のおかげで売れたのかは判りません。

ブログにバナーを貼って、そこから何か売れても、ほとんど報酬は払われなくなります。
これでは、自分のサイトに広告を載せる人は居なくなってしまいます。

Googleは広告が最適化されなくなると、広告を載せているサイト運営者の収益は大幅に減ると予想しています。
例えば出版社のサイトでは利益が半分になる(平均で52%減少する)と試算しています。

広告を出す人は困るんですね。
でも、サイトを見ている人は広告が減って見やすくなりません?

いやいや、そううまくはいかないよ。
誰かが経費を「負担」しないとサイトは運営できないんだから。

このような事態になれば、web業界は大きな被害を受けるでしょう。
Googleは無料で提供されているコンテンツの多くが提供されなくなったり有料化すると見ています。

webを利用している普通の人々にとって、悪夢のような事態になりかねません。

いつも見ているサイトが無くなっちゃうかもしれないんですね。

そう、だからプライバシーのためだからと安易な事をするのは、良くないんだ。

3. Cookieの代わりに広告を最適化する「プライバシーサンドボックス」

そもそもGoogleは広告で成り立っている会社です。
その広告を自社の作っているブラウザでダメにしては、自分で自分の首を絞めてしまう事になります。

当然、対策を用意しています。
それが「プライバシーサンドボックス」です。

ただ、現時点ではまだその概要すら見えていません。

ですが

「Cookieを使わず、広告の最適化を実現する」

という目的のため、様々な施策が考えられています。


その原理は以下のようなものです。

  • ユーザーのサイト閲覧情報はブラウザ自身が保管・管理する
  • 広告配信者は提供されるAPIを使い、ブラウザから情報を得る
  • その情報で広告を最適化したり、通販のコンバージョンを確認する

これまでは広告配信者が情報を蓄積していました。
それをブラウザに変更するという訳です。

ここでAPIは「その情報を広告配信者に提供して良いかどうか」の基準に従って動作するとされています。
出してはいけない情報は「サンドボックス」から外には出てこない事となる訳です。

たとえば、利用者の関心が「マイナー」な場合、利用者の特定に繋がりやすくなるため、APIは提供を拒否する事が考えられています。

サイト閲覧情報で言えば、
 多くの人が訪れるサイトを見れば、その「見た」という情報が送られます。
 あまり人が訪れないマイナーサイトにアクセスしても、「閲覧なし」となります。

しかも、「見た」という情報に利用者の情報は含まれません。

広告配信者には「多くの人が見た」事しか判らないのです。
それでもどの広告を出すべきかの指針が得られるため、配信用の広告作成には困りません。
元々、マイナーな対象の広告では、費用対効果も見込めませんから。
そのうえで、「ブラウザが」配信する広告を決めます。

用意された広告群から、最適な広告を「広告配信者の配信サーバー」ではなく「ブラウザ」が決めるのです。
(となると、決定した広告がどれであるかを「配信サーバーに報告」出来ない可能性があります。
通信内容に規制がかかるのかもしれません。)

適切な広告は表示されますが、広告配信者は「誰に」その広告が出たのかはわかりません。
おそらく全世界での表示回数合計は取得できるでしょう。
許されれば地域も特定できると思います。
しかし、個人レベルまで特定する事は出来なくなると考えられます。

広告から購入に繋がったコンバージョン情報も、取引成立と報酬額など、一部の情報だけが伝わり、誰が買ったかは判らないようになるでしょう。
(現在でも広告を貼ったサイト運営者は誰が買ったかは判りません。これを広告配信業者にも情報が伝わらないようにすることを目指していると思われます)

通販

こういった対応で、業者に必要以上の個人情報が渡り、それが蓄積される事を阻止します。

広告配信業者は
 「人々」の関心のある事象に関する情報を得られる。
利用者は
 自身の個人情報(行動履歴)を不必要に収集されない

というウインウインの結果を目指している訳です。

これなら、広告を出す必要がある企業も、広告を載せて収益を得ているサイト運営者も困る事は無いでしょう。

ただ、
 実際にそううまく行くのか。
 抜け道があったり、必須情報が欠落する事態にならないのか。
 何をもって「メジャー/マイナー」や「適切/不適切」を判断するのか。
 判断はGoogleなどブラウザ提供者が恣意的に行ったりしないのか

など、実現に向けての課題はまだ多く、実際に実装されたときには、まるで違ったものになっているかもしれません。

Googleでも、W3C(Web技術の標準化を行う非営利団体)による標準化をしようとしていますし、社外の人々からの意見を募ったりするなど「独裁色」が出ないよう気を付けているようです。

プライバシーサンドボックスって、ただサイトを見ているだけの人や、アフィリエイトやってる人は何もしなくて良いんですよね。

Googleの広告を利用しているアフィリエイターなら、何も心配いらないと思うよ。
他の広告配信業者の中には、付いていけなくなる所もあるかもしれない。まだ判らないから、今から心配しなくていいと思うけど。
もちろん、普通にウェブサイト見てるだけの人は何も考えなくていいよ。

プライバシーが守られたまま「私向け広告」が出るってなんか不思議ですね。

そうだね。でも実現は簡単じゃないから、Googleだけでなく世界中の知恵を集めているんだ。
うまく行かないと広告主になっている企業とかが困るから、必ず実現させると思うよ。

4. まとめ

  • Googleは人々のプライバシーを守るため、2年程でサードパーティCookieを廃止する計画を進めている。
  • ただし、廃止による悪影響が出ないよう、代替手段の開発を行っている。
  • それは広告を出している広告主や広告で収入を得ているサイト運営者、広告提供をビジネスとしている広告配信業者、無料でホームページを見ている一般利用者の全てが困らない形を目指している。
  • まだ完成形は見えておらず、どうなるかは誰にもわからない。

一応、webを見ている普通の消費者や、バナーを貼って稼いでいるアフィリエイター共に、心配しなくても大丈夫な方向に進むと期待して良いと思います。
もちろん、広告を出す側も広告効果が失われるような事にはならないと思います。

web広告を出す事に関心のある方は、ご相談ください。
ディーエーオーでは、リスティング広告代行をお受けすることが出来ます。

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