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ホームページのSEO、「早まったorz」想像を元にやったら大失敗

なぜだろう
最近のSEOでは検索意図を読み取り、そレを満たす、もしくは網羅する記事を書くことが重要だとされています。
それで、今回は、いろんなことを題材に検索意図の重要性について、語っていきたいと思います。

■少年ジャンプの衰退

その昔600万部とか売っていた少年ジャンプ。
その後その部数を大きく減らしてしまいました。
理由は多岐にわたりますし、特定もされていません。
ま、そうですね。特定されていたら対策されているはずですから。
(それが雑誌社に可能な対策であればですが…)
そのいくつかある理由の一つが「アンケート至上主義」だったという意見があります。
(現在ではもっと大きな要因があると考えられますが、マガジンに逆転された当時はよく言われた話です。)
読者アンケートで人気のあるものを残し、無いものを切る。
そうすれば、人気作ばかりになって売れるはず
…ところが、そうはならなかった。
これは
 アンケートを出す読者≠雑誌を買う読者
だったためです。
誰もが読者アンケートを出す訳ではない。
それでも「サンプル」としての信頼性があればよかったのですが、残念ながら色々な属性の集団から満遍なく同じ比率でアンケートが届くわけでもない。
・雑誌は買うけど、アンケートは出さない層に人気だった作品が切られて、読者が離れた。
・雑誌は買うけど、アンケートは出さない層に不人気の作品ばかりになって、読者が離れた。
などが考えられます。
一時期などは
 「みんな天下一化しちゃって飽きた。面白くない。」
そんな声を聞いたこともあります。
結果、アンケート結果から得られた「人気度」に最適化したら、かえって売り上げが落ちたという話になってしまったわけです。

■サイトの最適化

ジャンプの逸話はホームページのSEOでも参考になります。
ここで最初にご紹介した弊社社長ブログに書かれていた事を思い出しましょう。
読んでない方もいると思いますのでここに1行引用しましょう。
>あがってきてほしいキーワードと関係のない記事を書きまくっていると順位が下げられるということになります。
つまり、サイトを狙っているキーワードに最適化しましょう。という話です。
関係ない記事を書かない・既にあるなら削除する。
これは雑誌で人気作を残し、不人気作を切るのと同じ操作です。
ここで、安易に「これで検索されていると思うキーワード」や「これで検索してほしいキーワード」に最適化するとどうなるでしょう。
うまくいくこともあるのですが、場合によっては
 狙い通り順位が上がったのにアクセスが減った
なんて事態が起きるかもしれません。
それでも、
 アクセスは減ったけど成約率が上がって売り上げは増えた
となればよいのですが、大抵はそうはなりません。
これは「想定していないキーワード」での検索と、その結果の成約が無視できない数あった場合に発生します。
で、業種によってはそれはレアケースとは限りません。
リアル店舗でも、客引き用の(利益率の低い)イチオシ商品の売り上げは増えたけど、他の商品を買う人が減って全体の利益も減ったりしたら、本末転倒というものです。
最適化するなら、根拠のない「想像」や「願望」ではなく、ちゃんと分析する事が必要です。
やるならアクセス解析を活用して、「副作用」が起きないようにキーワードの選定や分析をしてから最適化をすすめるべきでしょう。

■余談

ところで、今回の記事、SEOの話は書いていますが、ホームページ作成という文言とは関連が薄く、本文に「ホームページ作成」という言葉は出てきません。
という事は、この記事、わが社のサイトにとって有害なのでしょうか?

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