東京や北海道では、まだ新型コロナの感染者、毎日出ていて、なかなか安心できない日々が続いております。
私を含めて多くの人たちは、もう新型コロナ以前の日常に戻るのは難しく、新型コロナと共存する新しい生活様式、ニューノーマルというものを受け入れていこうとしているのではないかと思います。

札幌もなかなか、新型コロナの感染者がゼロになりません。
飲食業界ではテイクアウトが当たり前に
特にダメージが大きい飲食業界では、臨時的にテイクアウトを導入しましたが、今後もテイクアウトを継続していかざるをえない状況が続いているようです。
最近行われたVSコロナ時代の飲食業界ニューノーマル意識調査の結果から、厳しい現状が見て取れます。
テイクアウト等、7割近く「今後も継続」営業再開後も新規顧客開拓、店内飲食以外の収益源に活路
―VSコロナ時代の飲食業界ニューノーマル意識調査―

アンケートに答えた飲食店の半数が営業時間短縮しており、3/4が稼働席数を減らしています。
飲食店の9割が営業してはいるものの、店内飲食のみでは限界があり、テイクアウトを行っているのが37.9%、デリバリーが17.4%ということです。
全国から注文を受け付けられる「EC(通販)」をはじめたと回答した人は、わずか5.4%となっており、ECのハードルは高いと言えそうです。
弊社のお客さんや周囲でも、ネット通販をはじめたい、ネットを使ってテイクアウトやデリバリーを開始したいという相談をいくつか受けています。
そんな中、Twitterを見ていたら、無料のECサイトサービスBASEがテイクアウト商品の販売に対応する新機能「テイクアウト App」を提供開始したという情報が入ってきました。

これってもしかして、飲食店にとってはかなり嬉しいサービスなんじゃないだろうか?
BASEがテイクアウト商品の販売に対応
【「BASE」機能更新】 テイクアウト商品の販売に対応する新機能「テイクアウト App」を提供開始しました。

BASEがやっているnoteにそのことが紹介されていました。
実は、テイクアウトやデリバリーをネットで受けるのは、通常のネット通販よりも難しく、ほぼリアルタイムで対応したり、出来上がりの時間を指定したり、注文を受けるエリアを限定したりなど、クリアすべき課題が多いのです。
それもあって、私たちウェブ制作会社にとっても、簡単に「ハイ!やりましょう」と言えない側面があったのですが、BASEがそれに対応したということで、このBASEを使えば、小さな飲食店でも結構簡単に、ネットを使ったテイクアウト販売ができそうです。
テイクアウトにも対応して、しかも無料ですぐに始められるので、今のニーズにガッチリはまっているので、これから一気に導入が進むのではないかと注目しています。

いろいろと探したんだけど、他のネットショップは、ここまでテイクアウトにマッチした機能が無いんだよね。
実際のテイクアウトの画面は、以下のページで確認できます。
- 受取時間を指定した事前注文/決済
- 新規注文のリアルタイム画面通知
- 受付待ちとお渡し待ち商品を管理できる
などが可能になります。
BASEのアドオン、Appsという機能で提供されています。
BASEを使うメリット
最初にちらっと紹介しましたが、BASEは無料でショップを開設することができます。
それでは、BASEはどこで稼いでいるのでしょうか?
実は、BASEは決済代行システムが組み込まれており、決済手数料で稼いでいます。
その決済手数料はどれくらいかといいますと、1商品あたり「3.6%+40円」(後払いの場合は6%)となっています。
私がよく使っているPayPalも30万円以下で「3.6% + 40円」ですからほぼ同じ手数料ですね。
PayPalは、ざっくり言うと決済代行のみを行っているところなので、そことほぼ同じ費用で、ショッピングカートのシステムを無料で使わせてくれるというのはありがたいかぎりですね。
BASEは、楽天やYahoo!ショッピングと違い、宣伝する機能は無いので、そこのところはネットで集客をするとか、紙媒体などで宣伝をするとか、自分たちでなんとかしなければなりません。
BASE Developersという開発者向けのサイトがあって、いろいろと機能連携できるようなので、私も開発者登録をしようと思ったのですが、ショップの開設をしないとダメみたいで、無料なので、ひとまず登録することにしました。
その際にキャプチャーを取ったので、紹介します。
BASEに登録をしてみる
BASEを検索すると、検索結果の紹介文に、『ネットショップ作成が30秒で。しかも無料。ネットショップをつくるのに、もう「勉強」と「お金」は必要ありません。』と書いてあるので、『またまた、うそをつきやがって~w』と思って登録してみたら、本当に1分かからずにホームページが出来上がりましたw。

この手軽さは、ちょっとやばいです。下に登録した画面の流れを添付いたします。
登録画面の流れ
必要情報を入力して、新しいショップを開くボタンを押すと、次の画面が表示されます。
その後、誓約書に同意する。にチェックをして上記に同意するボタンを押します。
そうすると、確認メールが飛びますので、そこに記載された認証用のURLをクリックします。
あとは、必要情報を入力すれば、それでショップが開設されます。
これだけです。
ちなみにBASEのやり方をまとめたサイトもあります。
BASEのオプション機能
BASEには、いろんなオプション機能があって、Appsというアドオンでどんどんと追加できるようになっています。デザインのカスタマイズもAppsになっていて、早速インストールしました。
これでデザインもゴリゴリいじれるようになります。
こんな感じです。
HTMLを編集するをクリックします。
インストールはこちらをクリック
インストールボタンをクリック
HTMLを編集するが有効になります。
他にもかなりのAppsがあって、一つ一つ見ていくのは大変ですが、ほとんが無料で自分のショップに機能追加できます。
そして、Developer登録すると、ショップをさらにカスタマイズできたり、APIを使って、BASEの情報を自分のホームページに引っ張ってきたりすることができそうです。

デベロッパー・ファーストでなんか萌えますな~。
BASEのオフィシャルパートナー制度
BASE本体が、地域活性化と、小規模事業者の支援のため、ローカルに特化したプロジェクト「&BASE」というものを立ちあげていて、地元の制作会社などを対象にオフィシャルパートナー制度を提供していたようなのですが、残念ながら今は、募集を停止しているようです。
まとめ
BASEは、ネットショップを無料で立ち上げられるということで、知ってはおりましたが、このテイクアウト Appの提供を開始したことで、私の中で、注目度爆上げ中です!
たとえば、複数店舗を持っており事業者さんが店舗ごとにショップ機能を持ちたい時、例えば1店舗月額1万円だったら、5店舗あったら月額5万円ですが、BASEなら何店舗あっても0円ですからね。
しかも無料でテイクアウト機能がつけられるというのであれば、小規模の飲食店にとっては、すごく魅力的だと思います。
私も最近は、Shopifyにばかり関心を持っておりましたが、改めてBASEについても情報収集していこうと思いました。
それでは、今日はこれくらいにしておこうと思います。