お久しぶりです。札幌では新型コロナ感染の第二波がやってきて、戦々恐々としております。
私の自宅の近くの基幹病院にも院内感染が出てしまい、近くの駅やスーパーに行くのも、今は控えています。
買い物も家のそばのコンビニにだけ、ちょっとよって、あとは巣篭もり生活です。
この間、アニメを見たり、本を読んだりしていますが、時間ってあっという間に過ぎますね。
ちょうど100年前にスペインかぜ(今のインフルエンザですね)の大流行があって、私たち人類はどのようにして、このパンデミックを乗り越えたのか? とか、世界恐慌時にどのような知恵を使って経済的なクライシスを乗り越えたのか? などを調べています。
先人たちの知恵を知ることが、この新型コロナのパンデミックを乗り越えるヒントになるかも知れないと考えたからです。
劇的な解決法があるわけではないのですが、私が調べたり、実際にやったことを書いていくことにします。
まずは、資金が重要
とにもかくにも、戦時下にあると言っても過言ではない状況の中で、蓄えというか資金は必要です。
私の会社も少ない人数とはいえ、社員や関係のスタッフとかがいるので、なんとか彼らの生活は守っていきたいと考えています。
ある意味では、人数が少なくて良かったな~とは思いますが…
それでも自分を含めて、4人くらいの毎月の給与を捻出しないといけませんので、いろいろと考えています。
それでまず申請を出したのが、次の2つです。
- 持続化給付金
- 新型コロナウイルス感染症特別貸付
持続化給付金
持続化給付金は、売上が前年同月比で50%以上減少している事業者を対象に、中小法人等の法人は200万円、フリーランスを含む個人事業者は100万円を上限に、現金を給付するというものです。
ちょうど昨年の4月の売上がとても大きくて、今年は、新型コロナの影響もあり売上が減ったので、これは不幸中の幸いということで、5月2日に申請を出しました。
オンラインから申込みが出来たので、とても簡便でした。
持続化給付金のホームページにも、「申請から2週間程度でご登録の口座に入金する予定です。」と書かれていたのに、安倍総理が5月4日の会見で、「最短で8月から」と語られたので、私も「(゚Д゚)ハァ?」と思いましたが、8日からというのを8月からとプロンプターを読み違えたみたいです。
読み間違えということで安堵しました。
・持続化給付金はこちらからお申し込みできます。
新型コロナウイルス感染症特別貸付
そして、本日、会社の経理もやってくれている妻にお願いして提出したのが、新型コロナウイルス感染症特別貸付の申請です。
これは、もらえるわけではなく、あくまでも融資、つまり借金なんですが、実質無利子で借りることができます。
利用の条件は、以下の内容を満たす必要があります。
- 最近1ヵ月の売上高が前年または前々年同期に比し5%以上減少していることまたはこれと同様の状況にあること
- 中長期的にみて、業況が回復し、かつ、発展することが見込まれること
なんにせよ、資金ぐりに目処がつきますと、精神的にも余裕ができるので、使えるものは使った方が良いと思います。その上で、自分自身をエマージェンシー・モードに切り替えなければなりません。
経営者の方でもし、このブログを読んでいる方がいたら、ぜひ使える制度を使いましょうね。
リアクティブか、プロアクティブか?
YouTubeでもいろんな人たちが、アフターコロナや、withコロナについて語っていますが、落合陽一氏の動画の中で、昔小泉首相時代に、経済財政政策担当大臣をして、今ではパソナの会長をしている竹中平蔵氏が、問題に対して、リアクティブ(反応的)に捉えるか、プロアクティブ(能動的)に捉えるかで、物事は大きく違っていて、プロアクティブに捉えることが重要だと語られていて、私もそのとおりだと思います。
現在の状況を物事が大きく変わっていく、重要な時で、この大きな波をサーファーが波を喜ぶように前向きに捉えていくくらいの気概が必要かなと思っています。
ベストセラー作家の本田健氏も、今はアドレナリンを出さないといけない時と言われていたように、今は誰から見ても平時ではないので、エマージェンシー・モードで本気にならなければいけないと考えます。
世界恐慌を乗り越えたビジネス
このような中で、私が今注目しているのが、ちょうど90年前くらいに起きた世界恐慌の時に、どのようなビジネスが流行したか? あるいはどのようなビジネスが生き延びたか? ということです。
世界恐慌の時のデータをあげると、世界恐慌が起きた1929年から1933年で、労働者の貨幣収入の総額は、最大で42.5%下落したというデータも残っているそうです。
今回の新型コロナによって、経済活動の停止要請が続く中で、世界恐慌のレベルまで行くかどうか分かりませんが、これから大きな景気減速があることは間違いないと思います。
以前に、確か経営コンサルタントの神田昌典氏の著書あたりで読んだと記憶しているのですが、大恐慌時に、発達したのがダイレクト・レスポンス・マーケティングという手法でした。
ダイレクト・レスポンス・マーケティングのノウハウは、ネット・マーケティングにも語り継がれていて、私も以前は、ジョン・E・ケネディやデビッド・オグルビーなど伝説のマーケッターたちの書籍をむさぼり読んだものでした。
ジョン・E・ケネディのセールスマンシップ・イン・プリントという書籍は、ある種マーケッターのバイブルですね。
私も、もう一度ダイレクト・レスポンス・マーケティングの書籍を再度、読み返して、自分のビジネスを再構築していきたいと考えています。
ダイレクトマーケティングの使い手たち以外にも大恐慌時に成長したビジネスがあります。
ルディー和子さんという方の「大恐慌」時代に成功したマーケティング戦略(2009年4月27日)というブログ記事を見つけたのですが、この記事はなかなか読み応えがあります。
そこにはP&Gや、ケロッグと呼ばれる企業が、大恐慌の時に、広告費をかけて大きくなっていった状況が克明に書かれていました。
このブログに書かれていたキモの部分だけ、引用させていただきます。
P&Gや、ケロッグのような戦略は取れませんが、彼らのセールスマンシップを受け継ぎながら、大恐慌を乗り越えたビジネスマンたちのように強かに活きていきたいと考えています。
ブログのワイヤフレームでは、続きの見出しが3つくらいあるのですが、そこそこの文章量になったので、今回は、これくらいにしたいと思います。
続きは、
withコロナにデジタルな商品を販売する
withコロナに有望な業種
マーケティング・オートメーション
などについて書きたいと思います。